カナダへ

10月29日07時07分
Ketchikan出港
カナダ国境の街、Prince Rupertへは
夜の到着になりそう
途中、Faggy Bayで一泊も考えたが
天気が崩れそうで直行とする
妻は、久々の夜間航行に流木や波、風が心配と言う



13時30分
Tree Pointでアメリカ領とお別れである
955mb、気温11℃、東の風28m
Tree Pointを交すと北東に風は振れ大荒れとなる



さすが、Dixon Entrance!!荒海だ
豪快なランニング(追い風帆走)にアドレナリンが湧く



ランニングは針路が定まりにくい
Main Passageに入るべく針路を取るが
羅針盤不調で陸岸に近づきすぎ焦る



16時ナイトセーリングに入る
灯台、海図、測深、レーダー・・・気持ちを集中させる



20時10分プリンス・ルパート港域にすべり込む

海図にあるブイが無い・・・少し混乱する
Dフロートへ舫いをとる
近くのヨットの住人がコ−ストガードと税関に連絡してくれた



15分程で若い税関職員が登場する
制服、制帽その下は派手なプリントのパジャマ姿だ
気前よく旅券にポンポンスタンプを押しながら
「野菜、果物は船外に持ち出すな・・・早く食べてください!」
「タバコ、酒、銃、ミサイル?の有無・・・ねずみ駆除証明」
一人で防疫、通関、入管をこなしている
半年の滞在許可をくれ、伸ばしたければ電話をくれと・・・
そして「カナダへようこそ!!」とカナダ国旗のバッジをくれた



船を下りて数歩歩いてから振り返り
バンクーバーの君の友人ビルから何度も電話が有ったよ・・・」
明日、電話しよう・・・