2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
昨夜遅く漁船入港 挨拶をすると遅い夕食の準備中だ 「食べていきなよ・・・」という チキンに塩コショウをしフライパンで焦げ目付けオーブンへ ビールを飲みながら「幽霊」の話・・・「出るらしいよ・・・」と チキンローストの味付けは皮がカリカリで繊細な…
今日は「コロンバス・デイ」である 1492年、コロンブスがアメリカを発見したとされる日である 11月の第二日曜日は休日である 郵便局は休みだった・・・ジュノーの切手が欲しかった 帰路、若い白人のアメリカ人にからまれた 「君等ネイティブは、今日を…
税関は空港にある・・・出頭しなくてはならない 日本のヨットは、各港に入港するごとに税関に報告義務がある 日本の船だけである・・・税関の無い港では電話で報告する 日本の税関が外国船にそうしているからと・・・報復的意味合いだと言う それも最悪だが…
06時48分、まだ暗い中Auke Bay出港 雪線は樹林帯まで下がっている・・・気温5℃ JUNEAUまではGASTINEAU CHANNELを航行できれば直ぐ隣である・・・ 非常に浅い水路である・・・ヨットは満潮時しか無理だろう DOUGLAS…
10月9日、ちょっと変わったものをお見せします 写真上 満潮時に船をセットする・・・ 写真上 干潮になるとご覧のとうり・・・作業員が船底を見ている 干満の差が大きいこの地方では、クレーンで吊り上げなくとも 潮位を利用し、船底のメインテナンスが出…
10月6日の23時Hoonah到着 深夜にも関わらず、ハリバット漁帰りの漁船は煌々と作業灯を点け解体作業をしている・・・私達は舫いを取って、そのままベットへ 写真上 解体作業は翌朝も続いていた・・・ 10月7日、ほぼ丸一日寝て過ごした・・・ ベ…
Johns Hopkins Inlet最奥へ 写真上 Johns Hopkins氷河の舌部、左からも氷河が合流している・・・フエアウエザー山から幾つもの氷河が合流している為か、岩石が氷に混ざり美しさよりも荒々しい感じだ・・・この奥にヒマラヤを思…
10月6日、06時、起床・・・霧だ! 写真上 気圧1039mb、気温5℃、無風・・・ 07時、出発予定時間・・・中止し様子見・・・北東に開いた入り江なので長居するには不安がある・・・気圧は下がり始めている 写真上 恐ろしい物が見えそうで・・・見…
10月4日 写真上 ハリバット漁の準備で慌しいエルフィンコーブ・・・ 潮の高いうちにアウターハーバーに船を移動する 切れ切れに低い雲の流れが速い・・・西風に乗って走る雲・・・ 大量の渡り鳥が隊列を組み、空高く南へ渡って行く・・・ 12時35分、…
06時、起き出して外を見る・・・霧だ 意気消沈・・・再び寝袋の中へ ギャレー(台所)からカチャカチャ音がして・・・コーヒーの香り 漁船のエンジン音が聞こえ始める・・・ 写真上 霧の中から漁船の錨鎖を巻き上げる音がする・・・ 写真上 1038mb、…
10月3日(土曜日)、10時頃本降りの雨になる・・・ 気象FAXをチェック・・・明朝出港・・・3日くらいは天気が持ちそうだ ベイリー先生宅で洗濯・・・先生は出勤 私は彼女の本棚の「ナショナル・ジオグラフィック」をパラパラ見る・・・ 行って見た…
10月2日、07時、バートレット・コーブ抜錨、8℃、霧雨 下げ潮に乗りIcy Straitへはいる エルフィン・コーブ手前、South Inian Passの渦潮が治まるのを一時間ほど待つ、霧雨で景色は見えない・・・コーヒーブレーク 09時57分…
10月1日、結局Hoonahには4日間滞在した 「シーズンオフでもあるし、君らはゲストだ・・・」と 係留料の支払いをハーバーマスターは免除してくれた・・・ 「いろいろ、ご迷惑をかけました・・・有難うございます・・・」 07時45分、出港、木こ…
朝、ハーバーマスターがやって来て「ヨットを奥へ移動せよ・・・」 直ぐにエルフィン・コーブへ帰るつもりで港口に係留してあった・・・ 写真上 荒天になると「うねり」が入るという・・・奥は大丈夫! ハーバーマスターはノルウェイ人とネイティブのクリケ…
グリはまだ生まれていない。先が長いので、これから時々、グリとニューヨークの事を書きたい。89年の9月に初めてニューヨークに行ってから、すっかりニューヨークのとりこになっていた。行くまでは、怖い所とか、摩天楼とかのイメージしか持っていなくて…
HOONAHは安全な港である 嵐が近づくと操業中の漁船や、ヨットが避難してくる・・・ 船に閉じこもっているのも飽きると、お互いの船を訪ね交流が始まる 日章旗を見て、いろんな人たちが来る・・・ 妻は「饗応夫人」と化す・・・! 写真上 漁師のパット…
9月27日(日曜日)税関に現在地を報告・・・Juneau(ジュノー)に到着したら税関本部に出頭せよと指示あり・・・ 気象FAX(予想図)を見て驚く・・・ 天気図上 デカイ低気圧が接近してくる・・・天気図をクリックすると赤い点見えます、現在地で…
早朝まだ暗いが、潮が高いうちに内港からアウターハーバー(外港)へ船を移動・・・内港と外港を結ぶ水路は浅い 夜明け過ぎ、外で人の気配がする・・・ 木造のヨットが接舷しようとしている・・・冷たい霧雨が降っていた カッパを引っ掛け着岸を手伝う 写真…
さて、課題が一つある 今回は船の修理は必要ないが、この先の海図が無い この先の内海航路(Inside Passage)は瀬戸内海のように島々が入り組んだ海域で、詳細な海図が不可欠である 入手手段をベイリー先生に相談した・・・あちこち電話し聞い…
写真上 チエンソーの音がしてくる・・・ALDER(はんの木)を切っていた 写真上 塩水と秘密のレシピが入った中に鮭の切り身を漬け込む・・・この写真は「塩抜き」中・・・ 写真上 軽く風に当て干す・・・ 写真上 脂の乗ったハラミ・・・船長の好物だ 写…
9月25日、朝から雨が降っている・・・さして寒さは感じない ベイリー先生の洗濯機を借りる・・・ 雨があがり散歩に出かける 雨上がりの上高地みたいな空気感である 写真上 ほぼ全てがボードウオークの道 中心部を一巡して20分、入り江の奥まで往復して…
私は、前にも少し書いたが、かなり臆病である。高いところから落ちる乗り物やお化け屋敷、ホラーが駄目である。子どもの頃潮干狩りに行き、潮が満ちて来たというのを聞いてあわてて、妹の手を引いて沖に向かって走って行ったことがある。沖にも家が見えて陸…
今回の旅で一番素敵だった村。それは氷河湾国立公園近くにある小さな入り江、人口30人のエルフィンコウブ(Elfin Cove)、和訳「小人の入り江」だ。車道が無い、小さな海辺の村の交通手段は全て船。 写真上 インナーハーバーへの水路 写真上 イン…
00時、妻からワッチ(見張り)交代・・・内海航路入り口まで40海里 気温10℃、SWの風7メートル、ウネリ有り、今夜は寒さを感じない この時期、奇跡的な穏やかな海に感謝する・・・信仰の無い私は何に感謝しているのだろうか・・・・「ポセイドン」?…
02時、月が無い夜、星が海面に映え明るい 奇跡的な凪(デットカーム)が続いている・・・ この海域の唯一の避難港ヤクタット(Yakutat)へは入らないと決め・・・ 昨夜21時に針路を変え沖出しにした・・・残航211海里! ポートサイド(左舷)…
9月22日、03時、私は仮眠を取っていた 「貴方! 起きて!外を見て!・・・ホラ!!」と起こされる 北の空が不思議な色に染まっている 私は愕然とした・・・淡い白色が空いっぱいに広がっている 核戦争が始まった・・・・!!! その下はPrince W…
9月21日、セワード発08時30分、気圧1015mb、気温2℃ 北の風20メートル・・・妻は出港に不満だ 復活湾中央は北風38メートルを越えている・・・海面は波で真っ白! 私の確信・・・この風はこの地方のみのWilliwawである(なぜなら天…
翌日、強風は残っていた 浮き桟橋の水道の蛇口にツララが下がっていた 天気図を精査して明朝の出港を決める 船内外の戦闘準備を完璧にする 妻は戦闘食「いなり寿司」などの準備に入る 写真上 近くの桟橋にシーライオン、鳴き声が騒々しい・・・少し怖い クラ…
9月19日、昨夜からの雨は上がったが強風は治まらない 新雪の雪線がまた下がった 写真上 強風の寒い朝 無人だった「セワード ヨットクラブ」に数人の人々 写真上 会長のジョーンズさん夫妻と子息来船 クラブ旗を交換しゲストブックに記帳する オンディーヌ…
浅い眠り・・・夢を見る 大事な場面でエンジンがスタートしない・・・ 発電機も回らない・・・ ひょう変するから凪ですら恐ろしい・・・ マストが折れる・・・ ビルジポンプ(排水ポンプ)が壊れる・・・ プロペラにロープがからむ・・・ 清水タンクが空だ・…